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魚類における色覚バリエーションと種における生態的意義に関する研究
脊椎動物の祖先は赤、緑、青、紫外線に吸収ピークがある視物質による4色色覚型でした。魚類は棲んでいる場所の波長にあわせてこれらをコピーして増やしたり、減らしたり、吸収波長をずらしたりしています。

魚は種によって色覚のバリエーションが異なります。その理由を環境適応の面から探求しています。
 

魚類紫外線オプシン遺伝子の分子進化に関する研究
紫外線感覚は脊椎動物の進化の過程で失われた感覚であることが知られています。人ではむしろ紫外線は眼にとって有害な波長の光になりました。

魚類の系統進化の中でその継承と消失のプロセスを調べ、動物における紫外線感覚の意義を探っています。
 三重大えっくすVol37

アオリイカ3種の視覚特性と生息環境の関係に関する研究
日本には3種類のアオリイカ(シロイカ、アカイカ、クアイカ)がいますが、生息水深に50〜100mほどの差があります。それぞれの種が生息環境にどのように視覚適応しているかを研究しています。
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アカイカアオリイカの発生・成長に関する研究
アカイカアオリイカは種子島・屋久島の水産特産品です。本種の卵飼育実験を行い、発生・成長に適した水温を明らかにし、人工産卵礁を設置する時期・場所を検討する資料を提供します。

また島での料理研究会を実施するなど、マーケティングへの協力活動も行っています。
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深海魚を採る・飼う・研究するへの挑戦
深海魚の行動や生態には未知な部分がたくさんあります。もし水槽で飼育することが出来れば、研究は大きく前進するでしょう。

勢水丸を利用して「採る」を行い、「飼う」、「研究する」に結びつける名古屋港水族館との共同研究です。
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メール
taeko@bio.mie-u.ac.jp